6月の豪雨で、お墓参りが難しくなったS様。
二河墓地へお引越し
お墓工事ようやく完成しました。
6月某日・・・
一本の電話が、入りました。
早急な対応を望まれています。
「それでは、昼イチに現場に向かいます。」
急いで昼食をすませ、電話の向こうのS様の親戚のY様と、
現場へ急行!
これはいったい?
改めて、私のややタレ目のハレボッタまぶたで、瞬き数回
大雨による災害に見舞われていたのです。
「舛本さん、すまんがお骨出してもらえんかの?」
とY様の苦笑。
「承知致しました。」と、条件反射!
「ええ~と、どうしよ(・_・;)」
かなり傾いてるし、埋まり込んでるよ~
お骨出すのに、あの骨穴に頭つっこんで手を伸ばして
骨つぼをひとつずつ出してくしかないじゃん?
お墓が、これ以上ずれ落ちないのを確認しての
ドキドキしながらお骨だしの作業です。
無事作業を終えると、
「何を躊躇したんだろう。本職なのにと」やや強がってみたり・・・(笑)
作業が終われば無敵です!( `ー´)ノ
8月お盆明け
解体工事に取掛からせて頂きました。
埋まりこんでしまった芝台・四ツ石を、
ほぐりだすのが困難でした。
もちろん、十分に足場が確保出来ないので
ケガのないよう作業しました。
無事に作業場へ持ち帰り、修復・クリーニングを行います。
9月某日
掛け持ちの現場作業がひと区切りすると、
「あちゃ~うそでしょ(ノД`)・゜・。」
私の相棒。トラックのクレーンアウトリガーの部品が、
劣化によるためトラックごと緊急入院!
「メーカーにない特注部品を、使っているので
旋盤加工してもらい・・・・・・・とにかくこの時間かかるよー」
と、クレーン専門店の社長・・・
しぶしぶ、代車を借りて帰路。
途中、S様のお墓のお引越し先の呉・二河墓地へ下見。
ここのコンクリートも解体し、花壇をつくることになっています。
寸法を測り準備しましょう。
と、後日改めて工事に取り掛かると、
「あーー」
「なんねーこの大きなクロガネモチの樹の根は!」
見事にこれから造る花壇のブロックの据え付けるルートに
ジャストミート(ノД`)・゜・。
ごめんなさい。
切らせてもらいます。
「私失敗しないので!」<(_ _)>
そんなこんなで少しずつ
前進して行ってます!
10月某日
お墓の据付工事も終わり
残すところ、コンクリートの工事だけです。
ミキサー車の手配も、
度重なる台風で予約をキャンセルしたりと、
苦戦しました。(笑)
おかげさまでようやく完成です。
S様に、喜んでいただけたら・・・
その想いを優先して、作業させていただきました。
6月の想定外の災害で、お墓参りが出来なかったので
心なしか寂しい想いをされたかもしれません。
しかし、完成されたお墓の前では
自然に気持ちの良い、とてもおだやかな顔になってしまうんですよね。
これからも、お墓物語は続いていきます。
引き続きよろしくお願い致します。
S様・Y様ありがとうございました。